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技術士を受験するⅡ(10):問題2−2について整理する

技術士の試験本番まであと数日。

問題2−2は前週に再整理をしていた。鋼コンの場合「維持管理」と「設計施工」の2パターンで出題されるようだ。

色々調べてみて、問題の概要と対策としてはこんな感じかな。

・設計業務で当たり前にやってること(奇抜なのはNG)
・対象構造物と条件は自分で設定できる
・維持管理パターンは対策設計の基本的な流れで
・設計施工パターンは詳細設計の基本的な流れで
・利害関係者との調整方策は共通で使える書き方を用意しておく

やっぱり、どんなふうに答案原稿を用意したかを見たいと思うので、PDFファイルを残しておきます。(俺は他人の答案をとても見たいと思ってた。)

2025/11/05追記:この受験の結果はC判定を含む散々な結果だったため、より恥ずかしくなってしばらく非公開にしていました。今回の受験で筆記試験は通ったので公開することにしました。2025年に用意した資料は追々整理するとして、この時に行ったのと殆ど同じ知識の準備で筆記試験に挑みました。大きく変えたのは書き方。骨子の整理の仕方は人それぞれだと思いますが、誰かの参考になれば幸いです。

問題2-2 維持管理パターン

問:鉄筋露出、剥離・剥落が生じているコンクリート構造物の補修設計業務について

(1)調査、検討すべき事項と内容
 鉄筋腐食に起因する損傷が現れていることから、損傷原因を塩害、中性化と想定し、調査・検討事項を以下に述べる。
【鉄筋腐食度調査】
・コンクリートを部分的にはつり、内部鉄筋の腐食度と断面欠損状況を確認する。
・同時に劣化部と健全部の鉄筋被り厚も比較する。
【塩化物イオン濃度試験】
・コアを採取しスライスした試料の塩化物イオン濃度を計測。
・深さ方向の濃度分布から拡散係数を求めて塩害の将来予測を行う。
(1.2〜2.5kg/m3が発錆限界)
【中性化試験】
・コアを割裂しフェノールフタレイン溶液で中性化範囲を特定。
(健全部は紫色、中性化部は無色)
・√t則で鉄筋位置への到達期間の将来予測を行う。

(2)業務の手順と留意点・工夫
 ①現状把握と原因推定
   留意点:現状を視覚的に把握出来るように損傷図・写真帳に整理。
   工夫 :原因推定は調査結果を文献や過去知見と照合し客観的根拠で説明。
 ②構造物の健全度評価
   留意点:耐力影響、劣化予測結果を踏まえて健全度を評価。
   工夫 :機能支障や第三者被害の懸念がある場合は交通規制や応急措置を提案。
 ③対策工法の検討
   留意点:かぶり不足が解消できない場合は、断面修復材にち密な材料を選定する。
   工夫 :鉄筋が断面減少している範囲では応力状況に応じ添え筋や曲げ補強を行う。
 ④施工計画の検討
   留意点:塩害対策区分のS地域では施工箇所への塩分の付着を防ぐ。
   工夫 :荒天時の状況を維持業者に聞き取って、仮囲いの妥当性を検証。

(3)関係者との調整方策
【発注者】
・合同現地踏査を提案。補修対象の状況や施工時の交通規制などを共通認識とし、設計方針の明確化を図る。
【周辺住民(漁業従事者)】
・塩害地域の沿線は、漁業従事者の作業場として利用されていることが多いことから、地元役場を通じて施工ヤードや施工時期の調整を行って、クレームによる施工時の手戻りを防ぐ。
【施工業者】
・工事着手段階に、発注者と施工業者を交えた三者協議の実施を提案し、施工時点での損傷進行の対処方法などの設計意図を確実に伝達して、工事の円滑化と品質確保を図る。

問題2-2 設計施工パターン

問:現場打ち部材をプレキャスト化して工期短縮を目指す業務について

(1)調査、検討すべき事項と内容
 施工期間短縮に向けて、PCa工法の活用が有効であると考える。国道を横断する水路ボックスカルバートを想定し、設計の立場で以下に述べる。
【部材のPCa化】
・コストの他に工期短縮や安全性、品質向上等の性能を含めた総合的な評価を行う。
・PCa化する部材の対象範囲(全体or部分)を検討する。
【製作の効率化】
・部材の規格や寸法の標準化を検討する。
・定形部材を組み合わせた構造とすることで、PCa部材製作の構造計算、製品検査、製品供給の効率化を図る。
【CIMモデルの活用】
・UAV測量で3D点群データを作成する。
・現況に即したCIMモデルを用いて施工計画を検討する。

(2)業務の手順と留意点・工夫
 ①施設配置の検討
  留意点:設計流量と上下流の水路形状に適した内空断面や設置位置を検討。
  工夫 :仮締切やクレーンのヤード・作業半径も考慮しておく。
 ②構造形式・寸法の検討
  留意点:設計土被りや地盤条件を踏まえて部材厚や基礎形式を検討する。
  工夫 :同一路線で類似構造がある場合は統一し効率化を図る。
 ③細部条件の検討
  留意点:部材サイズや定形部材の組み合わせを検討する。
  工夫 :接合部が弱点となるため漏水対策を検討する。
 ④施工計画の検討
  留意点:PCa工法の架設計画は現地状況に柔軟に対応できない。
  工夫 :時系列の地形条件を踏まえたCIMモデルを作成し、綿密な計画を検討。

(3)関係者との調整方策
【発注者】
・業務確認会議を提案。業務計画段階で上層部や工務課等を交えてPCa工法の総合評価に関する方針、条件、スケジュール、施工計画の妥当性を確認し、円滑化と効率化を図る。
【道路利用者】
・施工中は長期的に交通規制と迂回路への誘導が必要であることから、バス会社や警察署、消防署などに規制内容や迂回ルートを説明し、合意形成を図る。
【施工業者】
・工事着手段階に、発注者と施工業者を交えた三者協議の実施を提案し、クレーン作業の施工順序などの設計意図を確実に伝達して、工事の円滑化と品質確保を図る。

2023年度の記録

技術士を受験するⅡ:episode0
技術士を受験するⅡ(1):試験内容を整理する。
技術士を受験するⅡ(2):スケジュールを立てる。
技術士を受験するⅡ(3):願書を作成する。
技術士を受験するⅡ(4):試験問題を再確認する。
技術士を受験するⅡ(5):もう勉強したくないな(するけど)
技術士を受験するⅡ(6):予定通りには進んでいる
技術士を受験するⅡ(7):問題1について整理する
技術士を受験するⅡ(8):問題3について整理する
技術士を受験するⅡ(9):問題2−1について整理する
技術士を受験するⅡ(10):問題2−2について整理する
技術士を受験するⅡ(11):ラストスパート
技術士を受験するⅡ(12):筆記試験を受けてきた(鋼構造及びコンクリート)

2015年度の記録

技術士を受験するⅠ(1):勉強具合を記録する。
技術士を受験するⅠ(2):受験申込書を考える。
技術士を受験するⅠ(3):経験小論文に悩む。
技術士を受験するⅠ(4):経験論文を修正する。
技術士を受験するⅠ(5):願書を出す。
技術士を受験するⅠ(6):筆記試験の内容を把握する。
技術士を受験するⅠ(7):課題解決まいった
技術士を受験するⅠ(8):むしろ落ち着いています。
技術士を受験するⅠ(9):先に言い訳をする。
技術士を受験するⅠ(10):二次試験の受験メモを残す。
技術士を受験するⅠ(11):筆記試験の合格発表
技術士を受験するⅠ(12):筆記試験の合否通知が届いた。
技術士を受験するⅠ(13):つらくて、しんどくて。
技術士を受験するⅠ(14):諦めて東京(焼き肉)
技術士を受験するⅠ(15):まぁまぁかな
技術士を受験するⅠ(16):まぁまぁって事も無いかな。
技術士を受験するⅠ(17):口頭試験の記録を残す【下見編】
技術士を受験するⅠ(18):口頭試験の記録を残す【受験編】
技術士を受験するⅠ(19):口頭試験の記録を残す【望郷編】