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技術士を受験するⅡ(7):問題1について整理する

試験まであと2週間。問題1(建設一般)で準備した内容を整理する。

ありがたいことに勤め先には技術士試験に精通した方がいて、社内講習を開いてくれたり、試験問題の予想をしてくれたり、予想問題の関連資料を整理してくれたり(!)、予想問題の骨子を整理してくれたり(!!)、予想問題の答案を作成してくれたり(!!!)しているのだ。

受験環境的にはいたれりつくせりで恵まれすぎてて、他の人より楽に受験できる立場にいるんだけれど、それでも受験対策資料は自分の言葉で整理し直すように言われている。

んでもって、この記事は合格発表後に公開される設定としておく。だって、試験前に他の人に見られたくないだもん。

なのでこの記事は、単に自分の整理した内容をアウトプットして、理解を深めるのが目的なのである。

どんなふうに答案原稿を用意したかを見たいと思うので、PDFファイルを残しておきます。(俺は他人の答案をとても見たいと思ってた。)

 

2025/11/05追記:この受験の結果はC判定を含む散々な結果だったため、より恥ずかしくなってしばらく非公開にしていました。今回の受験で筆記試験は通ったので公開することにしました。2025年に用意した資料は追々整理するとして、この時に行ったのと殆ど同じ知識の準備で筆記試験に挑みました。大きく変えたのは書き方。骨子の整理の仕方は人それぞれだと思いますが、誰かの参考になれば幸いです。

想定問題1:地域インフラ群再生戦略マネジメント

[背景]
社会資本は高度成長期に整備された
H24笹子TNの天井版崩落事故
H25社会資本メンテナンス元年(サイクル、民間活力、効率化、高度化)
地方公共団体では事後保全段階が多数

[問]地方公共団体が抱える社会資本の機能維持のための課題は?

[現状①]市区町村は財政・体制に問題があってもインフラの機能維持が必要
[観点①]インフラへの国民の信頼の回復する
[課題①]地域の将来像に基づき、施設を群と捉え総合・多面にマネジメント

[現状②]市区町村は管理するインフラが多いが財政難で事後保全段階が多数
[観点②]低コスト・効率的なメンテナンスを実施する
[課題②]DXによる生産性向上

[現状③]NPOを含む国民が計画策定やメンテナンス活動に参加すべき
[観点③]地域のメンテナンス活動の継続性を確保する
[課題③]国民参加促進による真のパートナーシップ構築

[具体策とリスク・対策]課題①に対して
1.計画策定プロセス
【対象エリア設定】地域特性、地方公共団体のつながり、人口10万人圏を考慮
【計画策定】機能(維持、追加、不要)を区分けして、個別に対処(維持/補修・修繕/更新/集約・再編/新設等)を計画する。

2.実施プロセス
【業務発注】類型化し、簡易的は地元へ、高度は包括化しJVで
【業務管理】市区町村では個別管理が困難なので上位の機関も巻き込む
【業務の標準化】手続き、監督、検査を標準化し、DXで効率向上

〈リスク〉人口減少に起因する管理放棄地等による国土の荒廃
〈対策〉「国土の管理構想」「地域管理構想」「支援策」

[業務遂行の要件、留意点]
技術者は常に公益確保の観点から業務を遂行。
分野や地域を超えた広い視野でインフラをマネジメントする。
国土荒廃のリスクに留意する。
社会の持続可能性確保の観点で多核連携型の国土づくりを進める。
人口減少下でも安心して暮らせる地域社会を実現する。

想定問題2:持続可能な地域社会

[問]多核連携型国土づくりの課題は?

[背景]
2050年までに中山間地を中心に人工半減
生活サービス機能(医療・福祉)の維持困難
大都市は高齢化で医療・福祉の需要が拡大
東京圏への転入超過で東京一極集中
個人や企業が全国に分散し、集積した核が連携し合う必要あり

[現状①]地方は人口減少で生活サービス機能の維持困難、
     都市部は高齢化で医療・福祉の需要拡大で従事世帯も暮らす
[観点①]地方文化・社会を存続し、地域生活圏を維持する
[課題①]安心して暮らせる都市機能の確保

[現状②]新型コロナで生活が変化し、地方移住や企業移転の関心が高い
[観点②]地域の暮らしを守り、活力を向上させる
[課題②]地域・拠点間の人流・物流を支える交通基盤の整備

[現状③]バリアフリーやUDへの取り組みが不十分
[観点③]多様な人々が自分らしく生きる社会を実現させる
[課題③]誰もが不自由なく移動できる地域づくり

[具体策とリスク・対策]課題①に対して
【コンパクトな集積拠点の形成】
 ・立地適正化計画、生活サービス機能と居住地の誘導
【総合的な都市交通システムの構築】
 ・交通サービスの改善、輸送資源の総動員
【歩きたくなる魅力的な都市空間の形成】
 ・グリーングリッド、バイオフィリックデザイン
【グリーンファイナンスを通じた地域価値の向上】
 ・賑わい再生にグリーンオープンスペースをセットし、投資環境を整備。

〈リスク〉人口減少に起因する管理放棄地等による国土の荒廃
〈対策〉「国土の管理構想」「地域管理構想」「支援策」

[業務遂行の要件、留意点]
技術者は常に公益確保の観点から業務を遂行。
コンパクト+ネットワークによる効率的な地域づくりに取り組む。
国土荒廃のリスクに留意する。
社会の持続可能性確保の観点で多核連携型の国土づくりを進める。
人口減少下でも安心して暮らせる地域社会を実現する。

想定問題3:住民避難

[背景]
災害が激甚化、頻発化
住民の生活基盤に多大な被害
ハード対策に加え、住民避難の実効性向上が課題

[問]実効性のある住民避難の取り組みを進めるための課題は?

[現状①]現状の技術では線状降水帯の予測が困難
[観点①]適切な避難情報で被害を未然に防止する
[課題①]新技術を活用した予報・災害予測の高度化

[現状②]住民の一人ひとりが迷いなく行動に移せることが重要
[観点②]誰も逃げ遅れない社会を実現する
[課題②]避難行動を起こさせるためのリスクコミュニケーションの強化

[現状③]避難所の感染拡大対策が不十分だった
[観点③]避難所での感染症拡大防止する
[課題③]避難所運営を見据えた事前の備え

[具体策とリスク・対策]課題②について
1.避難のための事前の備え
【避難体制の確保】要配慮者施設の避難計画、マイタイムライン、デジタル支援
【ハザードマップのさらなる充実】UD化、空白エリアの解消
2.わかりやすい情報発信
【ハザード情報の利活用の促進】PLATEAUの整備、官民連携プラットフォームの活用
【リスクコミュニケーションの強化】恐れ情報、用語WEB、プッシュ型配信、合同会見

〈リスク〉複合災害時の人材不足で人的被害拡大
〈対策〉事前復興計画、複眼的対応、地域連携(流域防災)

[業務遂行の要件、留意点]
技術者は常に公益確保の観点から業務を遂行。
誰も逃げ遅れない社会の実現に取り組む。
複合災害時の人的被害のリスクに留意する。
社会の持続可能性確保の観点で「自律・分散・協調」型社会の形成を進める。
人口減少下でも安心して暮らせる地域社会を実現する。

2023年度の記録

技術士を受験するⅡ:episode0
技術士を受験するⅡ(1):試験内容を整理する。
技術士を受験するⅡ(2):スケジュールを立てる。
技術士を受験するⅡ(3):願書を作成する。
技術士を受験するⅡ(4):試験問題を再確認する。
技術士を受験するⅡ(5):もう勉強したくないな(するけど)
技術士を受験するⅡ(6):予定通りには進んでいる
技術士を受験するⅡ(7):問題1について整理する
技術士を受験するⅡ(8):問題3について整理する
技術士を受験するⅡ(9):問題2−1について整理する
技術士を受験するⅡ(10):問題2−2について整理する
技術士を受験するⅡ(11):ラストスパート
技術士を受験するⅡ(12):筆記試験を受けてきた(鋼構造及びコンクリート)

2015年度の記録

技術士を受験するⅠ(1):勉強具合を記録する。
技術士を受験するⅠ(2):受験申込書を考える。
技術士を受験するⅠ(3):経験小論文に悩む。
技術士を受験するⅠ(4):経験論文を修正する。
技術士を受験するⅠ(5):願書を出す。
技術士を受験するⅠ(6):筆記試験の内容を把握する。
技術士を受験するⅠ(7):課題解決まいった
技術士を受験するⅠ(8):むしろ落ち着いています。
技術士を受験するⅠ(9):先に言い訳をする。
技術士を受験するⅠ(10):二次試験の受験メモを残す。
技術士を受験するⅠ(11):筆記試験の合格発表
技術士を受験するⅠ(12):筆記試験の合否通知が届いた。
技術士を受験するⅠ(13):つらくて、しんどくて。
技術士を受験するⅠ(14):諦めて東京(焼き肉)
技術士を受験するⅠ(15):まぁまぁかな
技術士を受験するⅠ(16):まぁまぁって事も無いかな。
技術士を受験するⅠ(17):口頭試験の記録を残す【下見編】
技術士を受験するⅠ(18):口頭試験の記録を残す【受験編】
技術士を受験するⅠ(19):口頭試験の記録を残す【望郷編】