ピザ窯を作ろうって思い立ったのは何がきっかけだったかな?
最初に見たピザ窯は15年くらい前。エールセンターという施設で、流木の配布イベントのスタッフだった時に先輩社員(当時)が企画したピザと野菜を焼くコーナーでだった。
こないだ久しぶりに見に行ったけど、ホウキが置いてあって掃除もしているみたいだし、まだ現役っぽいな。これは煙突のある層床タイプ。ブロック塀で囲われて、屋根も有って割と豪華。
次に見たのは3年くらい前。農家になった先輩(さっきと同じ人)の周年パーティにて。先輩の友達が作った単層の小さなピザ窯。確か煙突は付いていなかった気がする。
たくさんの人たちでワーワー言いながら、楽しくいっぱいピザを焼いた。とても楽しくてピザ窯って良いなってこの時に思ったんだ。
あれから何年か経って、なんとなく何かを作りたいなって考えてて、楽しいものが良いなって思い、ピザ窯を作ることにした。
まずは図書館に行って、ピザ窯の仕組みを調べた。学研ムックの本と別の1冊があった。薪を燃やして蓄熱した耐熱レンガからの放射熱でじっくり焼くのが基本的な仕組みらしい。一番参考になった言葉は、自分で考えて作ったピザ窯には愛着が湧くということ。
そのあとに、いろんなサイトを巡った。SNSも見てみた。みんな自分の愛するピザ窯を楽しそうに紹介している。
どんなのを作ろうか、予算はナンボくらいだろう?
ピザ窯のことを考えながら歩いていると、とても幸せになる。
散歩の途中でもピザ窯が目に入る。
これは近所のパン屋「麦音」のピザ窯。イベントでピザを焼いているのを新聞で見たことがある。これを使っているのかな? なんとなく耐熱レンガっぽくない色だけど、この簡単な構造がとても制作意欲を盛り上げてくれた。
2020年は縁があって、十勝管内の庭園に行く機会があって、そこでもピザ窯を見かけた。
これは紫竹ガーデンのピザ窯。2層式のでかくて超豪華な構造。耐熱レンガをたくさん使ってる。予算を考えると毎日ピザを食べもしない素人には難しいシロモノ。
でも、コレたぶんオブジェ的な扱いだと思う。カマドウマとは良く考えられたネーミングよね。と、開けた鉄の扉をそっと閉じた。
自分のピザ窯を作って・使ってから分かったんだけど、レンガを湿らさない屋根があることがとても重要!!
これは十勝ヒルズのピザ窯。3層式で一気に何枚もピザが焼けるのかも?
でも、コレもオブジェっぽいな。煙突の上の屋根が外れている。ここはワラジムシ。
俺が作れそうなピザ窯は大体わかった。単層のこじんまりとしたタイプ。
作る場所も大事!たくさん使えるように行きやすい場所に。
ジメジメ虫が湧くような寂しいところはNG。屋根がなきゃジメジメまっしぐら。
ピザ窯づくりにマニュアルなぞ無い。要はやるか・やらないかだな。