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自動車を買いに行く(5):セレナはいい車

先週、買いたい自動車を選びに ディーラーを見て回った。
その際に日産のセレナラフェスタが購入候補となっていたが、ラフェスタの試乗車が無かったため、今週もまた日産に行くことにした。
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んで、結局、セレナを購入した。



■ラフェスタを吟味する

まずは、ラフェスタを試乗。
狭くは無い。運転もしやすい。けれど、広くはない。
我らの車両買い替えの目的は、カミさんの実家(自宅から8時間程度かかる)への移動を快適に過ごすためである。なので、子どもを世話したり、寝っ転がれるほど広いほうが良いのだ。
ラフェスタは一応、3列シートだけれど、3列目はおまけ程度のもの。大人が座ると狭かった。しかも、3列目に座ると2列目が窮屈になる。 じゃぁ、5人乗り用の車でいいんじゃない?
せっかく用意してもらったけど、この時点でラフェスタは対象外となった。

■セレナを運転してみる

次にセレナを試乗する。展示車は見ていたけど、公道で乗るのは初めて。
心配していたのは、長い車を運転するときの違和感と、駐車ができるかどうか。
普段マーチを乗っているだけに、運転感覚にはやっぱり違和感が結構ある。けれど、怖くて運転できないって程ではない。とにかく窓が広くて視野が良好。運転席と助手席の窓は脇より下までの高さだ。これは乗ってみないと分からないね。センターラインが覗き込める車には初めて乗った。
駐車のしやすさはどうか? バックビューモニターとアラウンドビューモニターにはかなり期待していたんだけれど、慣れないからかな? そんなに必須って感じでもないね。むしろ、サイドとリヤの窓が広いから、そっちを見ながらのほうが車の操作しやすい。

■セレナの購入を迫られる

店員さんと乗り心地やオプション、グレードとかの話をした。
カタログを見てもイマイチ分からなかった「ハイウェイスター」と「そうじゃないの」の違いは、ざっくり言うとエアロ(飾り)とLEDライトとフォグランプが最初から付いているかどうか。
そして「ハイウェイスター」の「SafetyⅡ」というグレードにはアラウンドビューモニターやふらつき警報などの先進安全装備がついているのだ。このカタログが一番わかりやすかった。
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アラウンドビューは期待していた程じゃなかったから、見積もりを作るのにグレードを決めかねてウダウダしていると、
『じゃあ、両方作るね』となり『同じ条件にしたら15万円くらいしか変わらないよ。』言われた。
そうか、この業界の人には15万円は「しか」なのか。アラウンドビューモニターを付けることにし「ハイウェイスター SafetyⅡ」を選択する。
とりあえず見積もりを作ってもらったので、今日はここまでかなぁとぼんやり考えていたら、出ました常套句『本日決めていただければ、○○万円値引きします。』

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まぁ、店に行く前から買うならセレナかなと考えてはいたけど、なんせ、買おうと決めたのが1/11で今日が1/24でしょ。2週間しか経ってないしさ。3月に国家資格に合格すればかなりの額の手当も出るから結果次第ではまた別の選択肢もあるかな~なんて考えてたし。
今日決めるのはちょっとなぁ・・・。
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■色々クリアしていく

しかも、この時点では色を決めかねていた。
『ブリリアントホワイトパールなら、在庫があるのでさらに5万円値引きできます。』
ん? カミさんが「ブルームーンホワイトパール(淡い水色)」にしたいって言ったときに、怪訝そうな顔でお勧めできない的なことを言っていたのは在庫の消化のため?? セレナをやたらに進めてきたのも?? んん?
カミさんは車の色に対してスゴイこだわりがある。ここで引いて「じゃあホワイトで」なんて言ってしまえば、あと10年くらいグチグチ言われてしまう。
色見本(紙に塗装したもの)を出してもらう。 『紙で見るのとイメージが違うんですよねぇ』と来る。
実車はありますか?と聞くと、他のショールームでもホワイトのみしかない。
まだ粘っていると、『ブルームーンを購入された方に見せてもらいましょう』となった。
店員さんの運転で、セレナに載って5分ほど、購入者の駐車場をチラ見させてもらう。アポを入れていないから無かったらアウト。 ・・・あって良かった。やっぱりカミさんはこの色が気に入った。色々セーフ。
結果的に、この車中での対話が良かった。
まず、普段使いの運転でセレナの動きが見れた点。俺らはおっかな びっくり ゆるゆる運転していたが、実に小気味よく走るもんだ。
次に、値引きの仕組みや疑問点についてどう考えているかを雑談できた点。
長年の付き合いなので担当者がサバサバした性格なのは知っていた。俺が値引き交渉なんて好きではないと伝えると、『子どものころ(30年ほど前か?)と違って最初の定価設定がしっかりしているから、引けないものは引けないし、最初から適正価格を示しているつもり。それよりも時期的な要素が大きい。3月決算時期だからって安くなるわけじゃない。しかも登録までの期限が短い故に選択肢が狭くなり(それこそ車体色とか)本当に欲しい車が買えなくなる。』などなどの話をした。こういう話をできる人が担当で良かったと思う。
店に着き、車体色を「ブルームーンホワイトパール」にし、細かな修正を加えた見積もりを出しなおしてもらう。
最後に『今、この条件で是非契約をお願いします』と深々と頭を下げられる。
やっぱり自動車は高い買い物。この時点で来店後3時間が経過。
冷静に交渉条件を振り返る時間が欲しかった。「昼ご飯を食べてきます」といったん退店した。



■交渉結果を振り返る

家に帰ってご飯を食べながら、どうするかを話し合う。
最終的に決まった購入金額は340万円。値引き前の価格は417万円。
値引き額のうち、今乗っているマーチの下取り価格は15万円、乗り換え割引は10万円。8年経過し走行距離76,000kmの車はキレイに使っているとは言え、中古車の買い取り情報を調べても25万円では買い取ってはくれない(たぶん買えるんじゃない?)。この辺は長い付き合いだからのサービスだろう。
最初の提示額(417万円)から購入金額を単純に引き算すると77万円の値引き。
なお、車両下取り関係以外に値引き額の内訳は無い。ベテラン店員ならではの裁量なのだろうか?
インターネット上での情報(あまり信用していないけど)を見る限りでは、この額はかなり値引いてくれた印象だ。
カミさんも買うことに対しては異論はない。後は支払方法だけだ。
今まで、車の購入資金は貯めてきていたので一括では払える。インターネットの購入指南サイトでは『ローンの使用は店側の利益に繋がるので、交渉の要素に使える』とあったので、率の計算とかも交渉の視野に入れていたけど支払方法についてはひとつも話してはいない。ならば一括で払おう。

■セレナを買う

再び来店し、購入決定の意思を伝える。
あとは、こまごました書類や手続き、今後のスケジュールについて打ち合わせを行う。
その会話の中で『JAFって入ってますか?』と聞かれ、入っていないことを告げると、『じゃあサービスで付けておきます。』となった。
JAFのホームページ(http://www.jaf.or.jp/)に会費が載っているけど、入会2,000円、年会費4,000円。俺は高いと思っているから入会していないんだけど、やっぱり車屋さんって、お金の感覚が俺とは違うんだよなぁ。
値下げ交渉で粘って下げようとする人は数千円単位で考えているんだろうから、車屋さんとは意見が合わんワな。結果それくらい下げられたとしても、車屋さん的には下げたつもりでもないんだろうな。なんとなく、そう思うよ。
まさか、こんなにサクサクと車を買うことになるとは考えもしてなかったけど、セレナを買いましたよ。
納車は2月の末だ。
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自動車を買いに行く(1):過去の購入記録を振り返る
自動車を買いに行く(2):ディーラーを見て回る
自動車を買いに行く(3):見積もりを作ってみる
自動車を買いに行く(4):持っている車の値段を調べる
自動車を買いに行く(5):やっぱりセレナはいい車だ(買った)
自動車を買いに行く(6):セレナに乗って・感想

■後日:車両到着時の写真

車体色は「ブルームーンホワイトパール」
日差し(晴れ、曇り、夜)や照明で色が変わって見える。
良い色だ。
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