・血中の適正な尿酸値は7.0mg/dlと言われている。
・8mg/dlを超えると通風になる可能性がある。
・尿酸は水に溶けにくく結晶化しやすい物質。結晶は針状を呈する。
・通風は結晶が沈着し炎症を起こして激痛を起こす現象。
・尿酸は低温になるほど溶けにくく、結晶になりやすい。
→体温が低下する身体の末端や関節で通風が生じる。
→平熱での尿酸の溶解度は6.0mg/dlである。下回る値を目指す。
・肝臓などでプリン体が代謝されて尿酸が作られる。
・体内のプリン体の割合は、食事摂取と体内生成が3:7くらい。プリン体の制限だけでは効果が出ない。
・尿酸の排出の割合は、便・汗と尿が3:7くらい。水分を多く採り尿を多くすべし。
・アルコールは肝機能を弱めるので、プリン体の多寡に寄らずあまり良くない。
高尿酸血症の治療のため、定期的に通院をしている。
通院先の医師が「物知り博士」のような人なので、色々教えてくれる。
カタログや雑誌のコピーなんかの資料を渡してくれる。
俺もいっぱしの尿酸博士だ。
尿酸値が高いと気が付いたのは去年の6月。初めて受けた人間ドックによる血液検査だ。
当時の尿酸値は9.6mg/dl。恐らくそれ以前にも高かったのであろう。
いつ通風を発症してもおかしくない、異常な数字だ。
すぐに近所の内科に通院することにした。
処方された薬は「ナーカリシン」。1日に50mg/錠を飲むことになった。
血液検査による尿酸値の推移は以下のとおり。
H26.6 : 9.6
H26.8 : 3.5
(投薬中止)
H26.11: 8.1
(投薬再開)
H27.3 : 3.7
投薬を行えば尿酸値が下がることは分かったものの、行わなければ上がってしまう可能性がある。
幸いにして通風は発症したことが無いため、今回の通院から再び投薬を止めることとした。
医者ははっきり言わないが、俺は尿酸が排出されにくい体質であると考えている。
体重の減り具合が思っているより悪いので、投薬中止が心配であることを伝えたら、
炭水化物の摂取を押さえるようにさえすれば体重は落ちるため、糖質制限を行うように指示があった。
食生活を徹底するとストレスが掛かるので、程々にしなければならないらしい。
食事の順序を「野菜→タンパク質→炭水化物」に変更して、炭水化物をコレまでの半分にし、タンパク質を多く採ることで食事の量を変えないようにとのことであった。
次回の通院は3ヵ月後。血液検査の結果
はどうだろうか?
楽しみであり、不安であり。。