日別アーカイブ: 2015年7月20日

技術士を受験するⅠ(10):二次試験の受験メモを残す。

2015.7.20。建設部門で受験。専門分野は河川、砂防及び海岸・海洋を選択。
受験後にSUKIYAKI塾のTOPページに「メモでもいいので再現だけはやってからゆっくりお休みください。」とのコメントが掲載された。基本的にSUKIYAKI塾のアドバイスに素直に従って行けばいつか合格できる気がしている。
俺の今回のレベルじゃ合格しているワケは無いのだが、来年の受験に向けてメモを残した。


■問題Ⅰ
昨年のと違って、過去問から割りと出題された印象。
とりあえず、ケアレスミス予防に”適切なものを選べ”の全てにマーキング。結局これはグラフ問題の2問しかなかった。
分からない問題は飛ばして30分くらいで解いた。
正答率は86.6%(13/15)と良好だった。
元々5択は得意だけれど、SUKIYAKI塾のアドバイス通りに過去問の分類を作成したのと、100本ノックを購入して繰り返していたのが効いた。あと、余計な見直しを行わなかったのも良かった。(やっぱりこっちって選び直したら間違える説。)
↓100本ノックの集計画面。「合格!」って表示されるとなんだか嬉しくなる。
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■問題Ⅱ:専門知識(Ⅱ-1×2)、応用能力(Ⅱ-2)
応用能力(Ⅱ-2)を45分、専門知識(Ⅱ-1×2)を30分ずつという時間配分を目指した。
応用能力はⅡ-2-2(災害復旧事業の環境配慮)を選択。
(1)「河川」「砂防」「海岸」について環境の観点からの計画上の配慮事項
 河川:水系の連続性確保
 砂防:河床材料の変化
 海岸:水温の変化

とか書いた気がする…。

(2)災害復旧事業の実施について、設計、施工、施工後の管理において環境へ配慮すべき事項
河川について書いて、
 設計:堰堤のスリット化、瀬と淵
 施工:地形の改変、水生生物の生育環境
 施工後の管理:モニタリング、PDCA

とか書いた気がする…。
全然時間が足りなかった。1枚目を書いた時点で45分経過。
明らかに準備不足が祟った…。2枚目以降は原稿用紙に直接殴り書き。
専門知識はⅡ-1-1(河川堤防の強化)とⅡ-1-2(ダムの点検・検査)を選択。

Ⅱ-1-1(河川堤防の強化)
時間が無いので図表で埋めた。
原稿用紙の半分に堤防のポンチ絵を書いて、下に一般と強化の対比表を書いた。
法勾配を緩く、小段を無くす、現地盤の浸透対策を図と表に書き込んだ。

Ⅱ-1-2(ダムの点検・検査)
堤体(劣化損傷)とダム湖(地形⇒湛水量)と機械設備(電気通信)の点検・検査について記述。劣化損傷については遠望目視、近傍触診、抽出試験を実施して、補修・補強設計と維持更新検討の資料にする件を書いた。
業務的に扱ったことのあるテーマなので、B判定(40~60点)は欲しいけど、う~ん・・・どうなんだろ?

■問題Ⅲ:課題解決能力
去年は何も書けなくてほぼ白紙で提出しC判定(40点未満)。今年の目標はB判定(40~60点)。

Ⅲ-1(想定外の災害への対策)は、なんとか書けそうだったので選択した。
(1)「砂防」「ダム」「河川」「海岸」のそれぞれの分野について計画規模を超える外力に対する課題(施設の安全性、機能確保)
この”それぞれの分野について”ってのが必ず付きまとうので、回答パターンを考えておくべきだったな。
今年は用意していないので、その場で考えた。施設と外力を想定⇒課題2項目抽出としてみた。項目のタイトルばかりスペースを食ったのでダメな書き方なのでしょう。表にするのがいいのかなぁ。
 砂防:流出土砂⇒堤体転倒・下流危険
 ダム:貯水量⇒計画以上は貯められない・下流に流さざるを得ない
 河川:洪水⇒堤防越流に弱いから破堤する・内水氾濫続く
 海岸:高潮⇒越流に絶える必要・速やかに排水必要

(2)事前対策(被害最小限)
きっとココで骨子法を使うのでしょう。
被害最小限が課題だけど、スペックオーバーな問題あり。なぜなら土堤は越流に弱い。なので、引き堤とか河道掘削したいけど、直ぐには無理。しょうがないので流域全体でのハード対策(遊水地、浸透桝、2線堤、霞堤)・ソフト対策(ハザードマップ、地域連携、ITS活用)で減災。って書いてみた。

(3)対策について想定される現行制度上の課題と技術的な課題
 現行制度上の課題:流域は河川管理者の持ち物じゃないので自由に管理できない。100mm/hr安心プランを目標に自治体と連携して流域での減災のため、補助金交付と技術的助言。登録件数がまだ僅かなので広まりが望まれる。
 技術的な課題:激甚化は大気と海水の温度上昇に由来するので、これまでのデータからは正確な予測が困難。予測できないので、施設を作るための外力や効果が定まらない。今後の実績降雨データの蓄積と予測技術の発達が望まれる。

(1)は怪しいけど、(2)と(3)はそれっぽく書けた様な気がするんだけど。どうかなぁ。B判定もらえるかなぁ?

貧すれば鈍す。

毎度毎度、気張って受験してたらうつ病になっちゃうから、その辺も気をつけて頑張ろうと思う。
とりあえず、ここんところ精神が病みがちだったので、受験前日にススキノでジンギスカンを食べてみた。とてもおいしかった。
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2023年度の記録

技術士を受験するⅡ:episode0
技術士を受験するⅡ(1):試験内容を整理する。
技術士を受験するⅡ(2):スケジュールを立てる。
技術士を受験するⅡ(3):願書を作成する。
技術士を受験するⅡ(4):試験問題を再確認する。
技術士を受験するⅡ(5):もう勉強したくないな(するけど)
技術士を受験するⅡ(6):予定通りには進んでいる
技術士を受験するⅡ(7):問題1について整理する
技術士を受験するⅡ(8):問題3について整理する
技術士を受験するⅡ(9):問題2−1について整理する
技術士を受験するⅡ(10):問題2−2について整理する
技術士を受験するⅡ(11):ラストスパート
技術士を受験するⅡ(12):筆記試験を受けてきた(鋼構造及びコンクリート)

2015年度の記録

技術士を受験するⅠ(1):勉強具合を記録する。
技術士を受験するⅠ(2):受験申込書を考える。
技術士を受験するⅠ(3):経験小論文に悩む。
技術士を受験するⅠ(4):経験論文を修正する。
技術士を受験するⅠ(5):願書を出す。
技術士を受験するⅠ(6):筆記試験の内容を把握する。
技術士を受験するⅠ(7):課題解決まいった
技術士を受験するⅠ(8):むしろ落ち着いています。
技術士を受験するⅠ(9):先に言い訳をする。
技術士を受験するⅠ(10):二次試験の受験メモを残す。
技術士を受験するⅠ(11):筆記試験の合格発表
技術士を受験するⅠ(12):筆記試験の合否通知が届いた。
技術士を受験するⅠ(13):つらくて、しんどくて。
技術士を受験するⅠ(14):諦めて東京(焼き肉)
技術士を受験するⅠ(15):まぁまぁかな
技術士を受験するⅠ(16):まぁまぁって事も無いかな。
技術士を受験するⅠ(17):口頭試験の記録を残す【下見編】
技術士を受験するⅠ(18):口頭試験の記録を残す【受験編】
技術士を受験するⅠ(19):口頭試験の記録を残す【望郷編】